また「グルーポン」の話。

最近何かと話題のグルーポン。

ガジェット通信で 飲食店が突然のクーポン利用中止「グルーポンを継続すると存続が危ぶまれる状態に陥る」 という記事を見つけた。

内容は、たいやき鯛勝 というお店がグルーポンで販売したクーポンの取り扱いを停止した、という話。
理由は…

お客様には大変迷惑をお掛けしております。

…中略…

事件の発端はクーポンの偽造から始まりました。

その後のグルーポンの対応が遅く、よくありませんでした。

料金の支払いについても当店は大企業とは違い、

個人経営の小さなお店なので正直厳しいのが実状でした。

このまま6月までグルーポンを継続することは当店の宣伝、

リピーターの獲得どころか、存続さえ危ぶまれる状態に陥ってしまうと

判断し、今回の中止という苦渋の決断をしました。

…以下略…

グルーポンのクーポン中止の経緯 – たいやき鯛勝のブログ

一通り読んだのだけれど、「何だかなぁ・・・」と思ってしまう。
別にグルーポンに限った事じゃなく、クーポンサイトについて思う事なのだけれど…。
広告宣伝費として資金を潤沢に回せる企業とかならまだしも、一般の店舗がクーポンサイトに掲載するメリットというのはそれ程大きく無い気がするんだよね。
既に定価で販売して上手い具合に回っているものを、クーポンサイトで半額で販売するとなると、店舗側が得る金額というのは、「定価の半額-クーポンサイトの中間マージン」という事になってしまうので、当然、定価の5割以下という事になる。
噂によると、多くのクーポンサイトは クーポン販売金額の○割 とかで手数料を取っているという事だから、店側が得る利益は微々たるもの。
業種によって利益率というのは変わってくると思うのだけれど、クーポンサイトを利用する場合、多くの場合は「赤字覚悟」という事になると思われる。
「赤字覚悟」で宣伝する媒体としてはクーポンサイトは非常に弱いと、自分は思う。

定価を水増し表記したり、そもそも「定価」の存在しない特別キャンペーン商品を販売するとかなら話は違うんだろうけれど。

あの手のクーポンサイトの利用者は「安い」「お得」といったキーワードに反応する人が多く、商品やサービスそのものよりも「普段よりもお得である事」に興味を持つ人が多いと思うんだよね。
だから、クーポンサイトからやってきた客のリピート率が高いとは思えない。
そもそもリピート狙いでの安売りってのは、サービスや商品に自信が無ければ出来ない諸刃の剣だと思う。
初めての客が半額で購入して「何だ、この程度か。」と思ったなら、その客は以後、定価で買おうとは思ってくれないと思うし。

全然違う話だけれど、自分はスーパーの廃棄前弁当半額を狙ってスーパーに行く事が多いのだけれど、たまに時間帯を外してスーパーに行っても、スーパーの弁当をあえて定価で買おうとは絶対に思わない。
マズいわけでは無いけれど、特別美味しいわけでもないので、定価で買うだけの価値は無いと考えるし、定価で買うくらいなら多少面倒でも自分で作るか、弁当屋に回って弁当を買うか、適当なカップ麺やら冷凍食品でも買ってそれを食べた方がマシだと考えちゃうし…。

それに、チェーン展開しているわけでもなく、一店舗しか構えていないような小さいお店の場合、基本的に「地域住民」をリピーターとして迎え入れたいと考えると思うけれど、クーポンサイトの場合、あらゆる地域の人間に「安さ」を訴えて、「安いし、ちょっと遠いけど行ってみようかー・・・」ってノリの一見さんを集めてしまう。
そういう人間を定価で購入してくれるリピーターとして獲得するには、地域住民をリピーターとして囲い込む以上に「サービスの質」が良くなければならないと思う。
そういう意味でも、クーポンサイトはリピーターの獲得に向いてないと思う。

ならば、既存の顧客に対して「友人誘ってきてくれたら半額!」とかそういうキャンペーンでもやった方が余程マシだと思う。
自前でやるんだから、クーポンサイトに中間手数料を支払う必用も無いわけだし。
「それでもネットでの集客をやってみたい!!」ってんなら、あえてクーポンサイトを利用せずとも、Twitterとか結構使えると思うしね~。
炎上でも起こせばバッチリ!(違

何かダラダラ書いたけれど、個人経営だとか、比較的小さめの店舗の場合、クーポンサイトはびみょーな気がする。
でも、「インターネットマーケティング!」とかいうと、年配の方とか「ネットで!!?何かすげくね!?」とかフラフラーーって契約してしまいそうな印象。

ちなみに凄くどうでも良い話だけれど…。
自分の知人の経営者が「SEO」って言葉を知って、経営者以下、殆どPC初心者ってメンツで、ウェブで少し勉強して「SEOサービス」みたいなのをやりだしたんだけれど…。
「意外に儲かってる」と去年聞いた。
今はどうか知らないけれど。

きっとあの会社の顧客の田舎のオッチャン達には「SEO」って単語が「魔法」とか「現状を打破するための大きな力」のように魅力的に響いているんだろうなー・・・と思う。

2011年02月20日  タグ:,

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